《1960年チリ地震について⚠️》 2024/05/25 16:13 Facebookでシェア URLをコピー 報告 《1960年チリ地震について⚠️》1960年5月22日(UTC)・23日(日本時間)にチリのバルディビア近海を震源とするM9.5の超巨大地震が発生しました。M9.5という値は世界観測史上最大級です。震源域は長さ1000 km・幅200 kmに及んでおり、非常に大きな断層破壊が起きました。●日本で津波日本でも約22時間かけて大津波が襲いました。最大のところでは三陸沿岸で6m程度の津波が襲いました。なお、当時は広域での地震や津波の情報共有体制はなく、事前の予告なしに津波の襲来を受けたことで大被害を出しました。これは、「日本で津波被害を出すのは、日本近海で発生した津波だけ」と考えられていたためです。この地震をきっかけに、遠地で基本的にM7.0以上の地震が発生するなどした場合、地震速報として発表し、日本への津波の有無を調査する情報を出すようにしました。海外から来る津波は、むしろ長時間に及びやすいはどという特徴もあります。今後、揺れていなくても、津波警報などが発表された場合は、一刻も早く高台などに避難することが重要と言えます。最近では、地震以外ではありますが、2022年のトンガの大規模な噴火で日本でも津波が襲いました。※画像は「NOAA」のものです。