見えない音(その2) 2021/11/07 16:20 Share on Facebook Copy URL 檢舉 見えない音(その2)そして、それは突然訪れた。ピッ、ブーーーーーーーあの聞こえない音が今くっきりと、いつも以上に鮮明に鳴り響いていた。「は、無理無理無理」「何か鳴った」「怖すぎ」僕はあまりの怖さに、コメントで叫んでしまった。心臓の音、謎の音、配信の音が一斉に僕の頭が流れ込んでくる。Cちゃん「大丈夫ー?」配信者を含め、仲間が一斉に僕に駆け込んできた。僕「それが分かったら苦労しない」しりとりは急遽中断となり、配信者の番のまま、僕への中継と変わっていった。僕「無理」Cちゃん「怖いねそれヨシヨシ」僕「ねぇぇぇぇぇぇもうやだぁぁぁぁぁぁぁ」Bちゃん「充電切れる」Bちゃん「やばい」ぜんちゃん「初見です」僕「初見さんいらっしゃいませ」配信者『初見さんいらっしゃいませ!なんてお呼びすればいいですか?』ぜんちゃん「ぜんちゃんでおねがいします」Cちゃん「こんばんは〜」配信者『性別はどちらですか?』ぜんちゃん「おんなです」僕「うわぁぁぁぁぁぁぁふざんけんなよぁぁぁぁ」Cちゃん「(今は大丈夫なの?)」僕「無理無理無理無理」僕「僕の部屋から鳴ってる」配信者『その声聞かせることできないの?』 Bちゃん「私も聞きたい」Cちゃん「え?おもちゃの音ってことはないの?」配信者『家族とか起こしにいけないの?』僕「家族が寝てるの一番遠い部屋」配信者『その音よく鳴るの?』僕「たまに鳴る」配信者『どんな音か判明したいから一度配信であがれる?』僕「次いつなるかわからない」Bちゃん「ワンチャンなにかわかる説」僕「ブーーーーーって言ってとまる」僕「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」配信者『何がなってるんだろ?何かの充電とか?おもちゃとか?』Cちゃん「ほか鳴るものなくない?」