◎有感地震について 2025/01/04 00:08 Share on Facebook Copy URL Report ◎有感地震について有感地震が停止していることについて不安になっている方が多いと思いますので、解説しておきます。実際に最新の有感地震は、今年1月1日15時35分頃に岩手県沿岸北部の深さ58kmを震源とするM3.3の地震で、それ以降有感地震は1回も発生していません。しかし、有感地震が停止したからと言ってそれが大地震の前兆なのかは分かりません。実際に24時間以上地震が停止しても大地震が発生しないケースや発生したケースの2つがあり、有感地震が停止していてもそれは地震を予測する手法の中でも短期的な予測手法です。現状、地震の予測手法としては長期的な予測手法であればある程度は可能となっていますが、短期的な予測は現状は不可能と言っても良いです。ただ、短期的な予測の中では最近、電離層の研究において大地震発生の前兆をとらえられる可能性が出てきています。しかし、これも研究段階であり、実用化はまだできていません。そして、無感地震も含めれば、日本列島では毎日必ずどこかで計数百回の地震が発生しています。実際に無感も含めれば「1月1日は550回近い回数」「1月2日は650回超」の地震を検出しており、むしろ中期的に見た場合は去年の20日を超えた頃を境に活発化傾向に転じている状態です。結局は有感地震の活発化静穏化関係なしに、備えることが重要となるのです。※以上の図は、気象庁のデータを元に作成しています。