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《地震活動の状況⚠️》

《地震活動の状況⚠️》
地震活動の状況についてお知らせします。
平常時よりも異常な地震活動と判断できる領域についての昨日の地震回数について

●日向灘: 300回超
●神奈川県西部: 250回超

と、それぞれ異常な数の地震を検出しており、極めて活発な状態となっています。
日向灘では昨日解説した通り、危険な状態に変わっていません。
関東地方では、首都直下地震などが懸念されていますが、今回の地震活動をきっかけに首都直下地震に発展する可能性は否定できません。
そこで、関東地方で起きる過去の地震について取り上げます。

【関東地方の過去の地震活動】
関東地方の被害地震は、首都直下地震の他に、相模トラフ沿いを震源とする地震、房総沖を震源とする地震があります。
昨日の地震は、南北方向に圧力軸を持つ逆断層型の地震で、ちょうどプレート境界付近に位置していることから、相模トラフ沿いを震源とする地震と考えられます。関東地方では、関東大震災タイプのM8クラスの相模トラフ巨大地震が想定されていますが、起きるのはまだ先だと考えられているために、想定からは外されています。
以下は年表です。「⚪️」は相模トラフ沿いの巨大地震、「○」はM7程度の関東の地震です。

⚪️1703年元禄関東地震(M8.2)
○1782年に神奈川県西部でM7.0
○1853年に神奈川県西部でM6.7
○1855年に東京都23区でM6.9〜7.4(安政江戸地震)
○1894年に東京湾でM7.0(明治東京地震)
○1895年に茨城県南部でM7.0
○1921年に茨城県南部でM7.2
○1922年に浦賀水道でM6.8
⚪️1923年大正関東地震(M7.9〜8.2)
○1987年に千葉県東方沖でM6.7

このように見ていくと、相模トラフのプレート境界型の巨大地震の発生が切迫するにつれて、関東で起きる地震の発生頻度が増加していることがわかります。
現在は、1923年以降、関東地震の余震を除いて、M7前後の地震はほとんど発生していない状態です。
つまり、関東地方に大都市が誕生して発展したのは、たまたま関東の大都市が大地震に襲われない静穏な時期であったこもと要因の一つと言えます。
しかし、現在の関東地方は、前回の関東地震から100年ほどが経過していることから、今後は関東でも活動期に突入し始め、頻発する時期に入ると予想されます。

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