《緊急🚨 日向灘で地震》
日向灘でM7.1の地震が発生し、津波が発生しています。
南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が発表されました。家具の固定や津波避難タワーなどの所在地の確認など、日頃からの備えを再確認して下さい。
すぐに避難をするための準備をしてください。
●日向灘の領域について
日向灘では、繰り返しM7クラスの地震が数十年に1回程度の割合で発生しています。
この領域の地震活動の特徴として、大規模なプレート間地震とプレート内地震が双方に影響しあって発生している可能性が指摘されており、プレート間でM7クラスの地震が発生すると、最大数年というスパンを空けてから、その周辺のプレート内でも大規模地震が発生しています（その逆も多くある）。
日向灘の領域では、最大でM8クラスの地震も想定されており、最近の研究では1662年に発生した地震はM8程度であった可能性が指摘されています。
●南海トラフの領域について
南海トラフでは、過去に100〜150年程度の割合で繰り返しM8〜9クラスの地震が発生しています。
南海トラフでは、過去に日向灘の領域と連動していた可能性のある地震もあります。それが、1707年に発生した宝永地震です。
△宝永地震
宝永地震は、従来の地震の規模はM8.6とされていたのですが、最近ではM8.9とされており、計算上ではM9.3にまで達した可能性があるとされています。南海トラフの全域が割れたと推定され、地震動が長時間継続していたとされています。
そしてこの地震の49日後に発生したのが、宝永の富士山大噴火でした。
△2000年間隔の超巨大地震
これまで南海トラフでは、宝永地震が最大クラスとされてきましたが、実は最近になって宝永地震を上回る津波の痕跡が見つかっており、同時期に形成された海成段丘が、喜界島にも見つかっています。
すなわち、琉球海溝の一部が連動する南海トラフ地震も起こる可能性は否定できないことを表しています。