Ark プロローグ【創世の女神と二人の天使】

Ark プロローグ【創世の女神と二人の天使】

確立した世界がまだ無かった頃の遠い昔の物語
薄暗く淀んだ混沌の中から現れたのは一つの虹色に輝く眩い光

その虹彩を中心に暗澹であった世界は様々な色を帯びながら形成されてゆく

果てなく続く蒼い空に白い雲…
広く厚い大地と色鮮やかに茂る植物…
空に相対する様に静かに佇む碧い海…

次に世界に放つ生命の誕生に務める為にも光は自分の居場所を欲した

そして天高くに位置する神の住処【エリュシオン】を生み出した
光はその場へと降り立つとまず自身の姿を作り出した

大きく揺れる白き長髪に角度によって色を変える虹色の瞳
陶器の如く滑らかな肌はその身を包む衣服や装飾品を際立てていた

彼女の名前はユースティティア
世界に絶対的な摂理と正義を約束せし者

広い世界を造らんとする彼女には両手となる者が必要だった
暫く考えると彼女は自分の姿を基にして、この世に新たなる二つの生命を生み出した

光を司り世界に恵愛と繁栄を齎す天使、ルシフェル
闇を司り世界に叡智と安寧を齎す天使、ベリアル

この三人の集結によりArkと呼ばれる創世神話は幕を開ける

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