独りぼっちの懺悔と後悔。

独りぼっちの懺悔と後悔。

リアルに居場所なんか無かった。
名前なんか呼ばれなかった。

初めてここに来た時、自分はいやいややっていたのを思い出す。
なんせ兄貴に無理やりやらされていたのだ。

そして、初めて兄貴以外の枠に行った。

「いらっしゃい、◼◼◼◼さん」

あぁ…まさか…。
ネットの名前で…呼ばれて…。

私は号泣した。それが、私の後悔である。


兄貴が私の通知で来るようになっていた。
それだけで、◼◼◼◼の兄弟だと空気が湧いた。

それだけで良かった。
よかった…はずだった。

そして、ある日言われた。


「お兄さん、次いつ来る?」


理解していた。
やっぱり、私より兄貴の方が人気になるのだ。


「◼◼◼◼はさ、正直、キャスじゃつまらないじゃんwww」


理解していた。
やっぱり、私には人気になるような個性がなかった。




【好きにならなければ良かった】




好きにならなかったら、名前呼ばれた時よりも泣かずにすんだはずなのに。。
こんなにも、目から後悔が溢れ出す。



【名前を呼ばそう。クソ野郎でも。だとしても、名前を呼ばそう。】



今の挨拶、【クソ野郎と呼んでください】の原型ができた瞬間だった。

だから、なんて呼ばれても嬉しかった。

クソ鯛焼きでも、中古品でも、ゴミ野郎でも、用無しでも。

ないよりは、【ナナシ】よりもマシだった。

私はまたナナシに戻る。

迷惑をかけてごめんなさい。
何も出来ないでごめんなさい。
生きていてごめんなさい。

それすら怖くて言えないクソ野郎を
どうか、笑ってください。

せめて、今日だけは名前を呼んでください。

そして、忘れてください。


最後に、少し思い出してください。

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